『浮世鏡-からくり遊び絵本』村瀬尚子著/パロル舎
地図をひろった長寿カメ。世間覗きの旅に出立。道中、出逢うは人か魔物か化け物か。鏡は何をうつすのか…。
小咄のオチを鏡筒をたてて解読する、江戸風謎解き絵本。
巻末に鏡フィルムが付いており、巻いて鏡筒を作り、絵の上に置き、絵の中の隠されたもう一面を見 い出すしくみになっています。
鏡筒が写し出す世界は、意外でほぉ〜と唸る怪快奇々現象が展開します。仕掛けのある絵は16ありますが、合計39絵楽しめます!
アマゾンカスタマーレビューより
16話あるのですが、更に鏡筒で見ると更に23の絵があらわれます。話のオチ
と隠れている絵がつながっており、へぇ~と思わせます。アナモルフォーズの絵
は見たことあるのですが、最初に見た絵と隠れている絵が違って、それぞれに意
味があるものを見たのは初めてで、驚きました。なかなか凝った作りです。特に
「月の鏡」が想像できないものが浮かびあがって面白いです。
この記事へのコメントはありません。